コンテナ化

コンテナ化に関するベストプラクティスと手法の一覧です。各プラクティスの基本概念、メリット、課題、実装方法を解説します。

アプリケーションを小さな独立したサービスの集合として構築するアーキテクチャパターン。各サービスは独自のプロセスで実行され、APIを通じて通信する。

メリット

  • 独立したデプロイメント
  • 技術選択の自由度
  • 障害の局所化

主要原則

  • 単一責任の原則
  • 疎結合
  • API駆動

関連ツール

Kubernetes, Docker, Istio, Consul

Container Patterns

intermediate

コンテナベースのアプリケーション設計における再利用可能なパターン。サイドカー、アンバサダー、アダプターなどの構造的パターンを含む。

メリット

  • 再利用性の向上
  • 関心の分離
  • 保守性の向上

主要原則

  • 単一目的コンテナ
  • 協調動作
  • 疎結合設計

関連ツール

Kubernetes, Docker Compose, Envoy, Linkerd

Multi-Stage Builds

intermediate

Dockerfileで複数のFROMステートメントを使用し、ビルド段階を分離する手法。最終イメージサイズの最小化とセキュリティの向上を実現。

メリット

  • イメージサイズの削減
  • セキュリティの向上
  • ビルドの最適化

主要原則

  • ビルド環境の分離
  • 最小限のランタイム
  • レイヤーの最適化

関連ツール

Docker, Buildah, Kaniko, BuildKit

Service Mesh

advanced

マイクロサービス間の通信を管理する専用のインフラストラクチャレイヤー。アプリケーションコードを変更せずに、セキュリティ、可観測性、高度なトラフィック管理機能を提供する。

メリット

  • 透明なセキュリティ
  • 可観測性の向上
  • 高度なトラフィック制御

主要原則

  • サイドカープロキシ
  • mTLS自動化
  • ポリシーベース制御

関連ツール

Istio, Linkerd, Envoy, Cilium

Container Security

intermediate

コンテナベースのアプリケーションとインフラストラクチャを包括的に保護する多層防御アプローチ。イメージスキャン、ランタイム保護、設定管理を統合する。

メリット

  • 早期脅威検出
  • 自動化されたセキュリティ
  • コンプライアンス準拠

主要原則

  • シフトレフトセキュリティ
  • 最小権限
  • 継続的監視

関連ツール

Trivy, Falco, Aqua Security, Twistlock