コンテナ・オーケストレーション

コンテナ技術とオーケストレーションツールの一覧です。DockerやKubernetes、Podman等の主要なコンテナプラットフォームを比較できます。

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1Dockerコンテナ技術のパイオニア。アプリケーションとその依存関係をコンテナにパッケージ化し、一貫した実行環境を提供するコンテナ化プラットフォーム。コンテナ技術の事実上の標準。開発からプロダクションまでの一貫した環境構築により、DevOps文化の浸透を加速。Docker Desktop、Docker Hubが広く利用。PlatformFree and paid tiers公式
2Kubernetesコンテナオーケストレーションの業界標準。大規模なコンテナ化アプリケーションの自動デプロイ、スケーリング、管理を行うオープンソースプラットフォーム。エンタープライズ向けコンテナ運用の中核技術。CNCF エコシステムの中心として、マイクロサービスアーキテクチャ実装の事実上の標準。PlatformOpen source公式
3Red Hat OpenShiftRed HatのエンタープライズKubernetesプラットフォーム。Kubernetesに開発者ツール、セキュリティ、運用機能を追加したエンタープライズ向けコンテナプラットフォーム。IBM買収により、ハイブリッドクラウド戦略の中核に位置。エンタープライズでのKubernetes導入において、サポートと管理性を重視する企業での採用が拡大。PlatformSubscription-based公式
4Rancherマルチクラスター Kubernetes 管理プラットフォーム。複数のKubernetesクラスターを一元管理し、エンタープライズレベルの運用、セキュリティ、ガバナンスを提供。複雑なマルチクラスター環境の管理需要により成長。SUSE買収後も、オープンソースとしての地位を維持し、Kubernetesエコシステムで重要な役割。PlatformOpen source / Support available公式
5PodmanRed Hatが開発するdaemonlessコンテナエンジン。Docker互換性を保ちながら、rootless実行、SystemdPods等の機能によりセキュリティと運用性を向上。セキュリティを重視する企業環境での採用が増加。Dockerからの移行先として、特にRed Hat エコシステムでの利用が拡大している。PlatformOpen source公式
6Amazon EKSAWSのマネージドKubernetesサービス。Kubernetesクラスターの運用管理を自動化し、AWSサービスとの深い統合により、エンタープライズレベルのコンテナ運用を実現。AWS環境でのKubernetes運用の標準選択肢。マネージドサービスとしての運用負荷軽減により、クラウドネイティブアプリケーション開発が加速。PlatformCluster management fee + EC2 costs公式
7Docker ComposeマルチコンテナDockerアプリケーションの定義と実行を簡素化するツール。YAML形式の設定ファイルで複数のサービスを定義し、単一コマンドで起動・管理が可能。開発環境やローカルテストでのマルチコンテナアプリケーション管理に必須。v2での大幅な改良により、パフォーマンスと機能が向上。プロファイル機能で環境別管理が可能。ToolOpen source公式
8containerd業界標準のコンテナランタイム。Kubernetesや他のオーケストレーターの基盤として動作し、高い信頼性とパフォーマンスを提供。CRI準拠でKubernetesとの統合が容易。Kubernetesのデフォルトランタイムとして広く採用。OCI準拠でDockerに代わる軽量な選択肢として注目。gRPC APIによる高性能な統合が可能。RuntimeOpen source公式
9Docker SwarmDockerネイティブのクラスタリング・オーケストレーションツール。Dockerと統合されており、シンプルな設定でコンテナクラスターを構築可能。学習コストが低い。Kubernetesに比べてシンプルで学習コストが低い。小〜中規模環境やDocker環境からの移行に適している。Docker StackとCompose形式の互換性が魅力。PlatformOpen source公式
10HashiCorp Nomadシンプルで柔軟なワークロードオーケストレーター。コンテナ、VM、バイナリアプリケーションを統一してスケジューリング。Kubernetesよりも軽量でシンプルな選択肢。Kubernetesの複雑さを避けたい組織に人気。HashiCorpスタック(Vault、Consul、Terraform)との統合によりインフラ管理が簡素化される。エッジコンピューティングでの採用増加。PlatformOpen source / Enterprise公式